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桜といえば

東京では桜の満開宣言が出され、お花見のピークといわれた週末も過ぎてしまいましたが、 あちこちにまだこれから咲くであろう桜の木が見られます。
開花直前に急に寒くなったことが影響しているのかなと心配ですが、長く楽しめるのもまた嬉しいですよね。
桜を見ると、なぜかワクワクしてテンションが上がります。
そして必ず食べたくなるのが桜餅。と言っても私の中の桜餅は「道明寺」です。
上京して初めて関東の桜餅を見た時は本当に驚きました。全く見たことがない桜餅だったからです。

桜餅「長命寺」と「道明寺」
左側の餡が見えている方が関東風「長命寺」、右側が関西風「道明寺」

「長命寺」は長命寺の門番さんが落ち葉掃除の時に思いついたもの、 「道明寺」は道明寺で作られる道明寺粉を使って作られたものだそうです。

どちらも桜の葉の塩漬けで包まれていますが、子供の頃はこの葉っぱを外して食べていました。
昔はもっと葉っぱ感が強くて、葉のスジや毛羽立ちが口に触ったような気がしたなぁ、と思いながら調べてみると、 伊豆地方で栽培されているやわらかくて毛の少ない「大島桜」が主に使われているそうです。
実家の近くの(田舎の)和菓子屋さんでは、庭の桜の葉を使っていたのかもしれません・・・。
優しい桜色のお餅と、それを包む本物の桜の葉。普通の大福ではなく、 桜餅を目でも舌でも楽しむ日本人の季節感が愛おしく、日本に生まれて良かったなと感慨にひたりながら、両方ともいただきました。

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