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アウトドア体験で実感する、我が家のありがたさ。

我が家の息子は毎年夏休みになると四国某県にある私の実家に、1人で行っています。
何が楽しみかというと、自分で釣った魚や庭で採れた野菜をその日のおかずにし、昔ながらの地域の盆踊りに参加して近所のおばあちゃんたちに褒めてもらうという、私が子供の頃よりもワイルドな感じの田舎暮らしを満喫することです。
 
本当に田舎で、コンビニなど車に乗って15分くらい遠くまで行かないとないため、欲しいものは手元で作るか、何かいい代替品がないかをまず考えます。昨年は、草ぼうぼうの野原(庭の一部)に、秘密基地を作るんだとテントを建てました。息子曰く、「見た目が平らなところを選んで建てたけど、下から湿ってくるし、凸凹でおしりが痛かった。」らしく、その結果、竹を割ってすのこを作り、その上に使わなくなった絨毯を敷くという工夫を凝らしたそうです。座り心地は何とか解決したものの、夏のテントの中はとにかく暑いし、少しの隙間から虫も入ってきてとても居心地のいいものではなかったとのことでした。
最初に父が「秘密基地を作ろうか」と言うと大喜びしたそうですが、何時間もかけて自分で準備したり作ったりするうちに、その大変さからすっかりテンションは下がってしまったそうで、せっかく汗だくで作った基地での滞在時間はほんの少しだったようです。
 
東京に戻ってから、大雨が降って雷が鳴った日に、「家があるって本当に幸せだね」と外を眺めながらしみじみと言った息子に、思わず吹き出しそうになりつつ本当にそうだよねと思いました。
スイッチ1つで快適に過ごせる家のありがたみを知るためにも、不測の事態が起きて不便な生活を強いられた時を想定するためにも、いつもと違うアウトドアの経験はとても大切なのかも知れません。快適に暮らせる我が家に、ますます愛着が湧くこの頃です。

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