暮らしやすさは間取りから。賃貸マンションリノベを図面で解説
カナジュウのリノベーション事例でご紹介した「誰にでも心地よいニュートラルな賃貸マンションリノベ」。
今回はこの事例を、図面と照らし合わせながら、間取りの工夫や暮らしやすさのポイントを見ていきたいと思います。

リノベーションプランのテーマ
以前、ご自宅のリノベーションをお手伝いしたオーナー様より、「賃貸で貸している物件が空いたので、より使いやすい状態で貸し出したい」と再びご相談をいただきました。
築40年・62㎡・3LDKのマンションを、2LDK+ウォークスルークローゼット・ワークスペースへ間取り変更。
前回のご自宅リノベで実感された住みやすい工夫を活かしながら、「誰が住んでも心地よく暮らせる」をテーマにプランしました。
それでは、Before、Afterの図面を見て行きましょう。
Before

【Before】 3LDK/築40年マンション
・当時のライフスタイルを前提とした、部屋割り中心の3LDKプラン
・生活動線が分断されやすく、現代の暮らし方には調整が必要な間取り
After
【After】 2LDK+ウォークスルークローゼット+ワークスペース
・動線と収納を整理し、暮らしの流れが自然につながる間取りへ
・使い方を限定せず、誰が住んでも心地よく過ごせる余白のある住まい
◆ 図面で見る【暮らしやすさの工夫3つ】
Point① 回遊動線で暮らしをスムーズに
玄関→ワークスペース→ウォークスルークローゼット→キッチン→リビングダイニングへと抜けられる回遊動線を確保。

帰宅後や家事の動きが自然につながり、日々の暮らしがスムーズになります。
Point② 収納を「動線上」にまとめた間取り
Beforeの洋室Aをまるごと収納スペース(ウォークスルークローゼット)へリノベーション。
広さを活かし、ワークスペースとパントリーも確保。回遊動線としての役割も果たし、通り抜けながら使える収納と作業スペースを両立しました。

玄関入ってすぐのアーチ開口がかわいい、ワークスペース入口。

続いてウォークスルークローゼットとパントリー。

以前は壁だった所を引戸にリフォームし、キッチンへと続きます。
Point③ 扉の開け閉めで、リビングと一体にも個室にも使える洋室
和室は洋室にリノベーションし、3枚引戸を閉めれば個室として、開ければリビングダイニングとつなげて広々とした空間に。
住む人のライフスタイルに合わせて使い方を変えられる間取りです。


和室から洋室へリフォーム。

引き戸を開けるとLDKとつながり一体感のある空間へ。

引き戸を閉めれば個室としても使えるフレキシブルな空間です。
今回の賃貸マンションリノベーションでは、築年数のある住戸を、オーナー様がご自宅のリノベーションで実感された使いやすさを取り入れながら、今の暮らし方に合う間取りへと整えました。
図面で見ていくと、動線や収納の考え方、空間のつながり方など、「誰にでも心地よく過ごせる」ための工夫が見えてきます。
暮らしやすさがどのように形になっているのか、より具体的に感じていただけたのではないでしょうか。
カナジュウ・コーポレーションでは、女性プランナーがお客様の暮らしに寄り添ったご提案をいたします。快適な住まいづくりを、ご一緒に楽しみながら考えてみませんか。リフォーム・リノベーションをご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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