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来る2017年!お正月は「お屠蘇」を飲んで家族の健康祈願をしよう

先日はクリスマスでしたがプレゼントをもらったり、美味しい料理を食べたり、皆さん楽しく過ごせましたでしょうか?
クリスマスが終わると次は年越し。日本のお店の切り替えの早さは毎年びっくりしていまいます。


お屠蘇


突然ですが皆さんはお正月に飲む「お屠蘇」と言う物をご存知でしょうか。
お屠蘇とは平安時代に中国から伝わった、日本酒やみりんに漢方薬を浸して作った薬酒のことです。
お屠蘇には「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」という効果があるとされ、昔の日本ではこれから先一年の邪気を払い、 家族の健康を願う意味で新年の一番最初に飲まれてきました。


お屠蘇の元になる「屠蘇散」の中身は「浜防風(ハマボウフウ)」「山椒」「肉桂(シナモン)」「桔梗根」「白朮(オケラ)」 「大黄(ダイオウ)」「蜜柑」「附子」など漢方薬に使われる生薬です。
屠蘇散は薬局やスーパーでティーバッグ状の物が販売されているので、お酒とみりん(料理用では無い本みりん)があれば 今でも簡単に作ることができます。
今ではあまり知られていない風習ですが、来年の元旦は家族の健康を願ってお屠蘇を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

屠蘇散

本当は屠蘇器という立派な和食器を使って飲むのだそうですが、生憎そこまで立派なものはないので、押し入れに仕舞っていた朱塗りの盃を代用して お屠蘇を楽しんでみたいなと思っています。

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