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おいしい土鍋ご飯がガスコンロで簡単に作れる!かまどさん自動炊きをご紹介

かまどさん直火炊きの魅力を紹介

昔は釜戸で炊くのが当たり前だったご飯ですが、近年では気軽に食べられる機会はなかなか無いですよね。しかしここ最近のメディアでは、土鍋炊きのごはんが味わえるお店の紹介や、土鍋炊きを再現した電子炊飯器などが取り上げられており、密かに「土鍋ごはん」がブームなのをご存知ですか?
中でもおいしい土鍋ご飯が味わえると評判なのが、長谷園のかまどさんシリーズです。
今回はそんな話題のかまどさんシリーズの中でも、リンナイが共同開発したガスコンロ調理対応の「かまどさん自動炊き」を使って、土鍋で炊くおいしいご飯の作り方をご紹介します。


長谷園の技術が詰まった伊賀焼のかまどさん

長谷園の技術が詰まった伊賀焼のかまどさん

かまどさんは三重県の伊賀の土が使われている伊賀焼です。伊賀の土は粗土で多孔質(たこうしつ)のため断熱効果が高く、熱せられにくく冷めにくいという特徴があります。
伊賀焼のかまどさんは強い火で加熱するとゆっくりじわじわ温まり、火を止めた後もしばらく沸騰状態が保たれます。
この優れた蓄熱力が、釜戸で炊く『初めチョロチョロ、中パッパ』という状態を再現しており、かまどさんで炊いたお米は芯まで熱が通った、甘みが増したおいしいごはんに炊きあがるのです。


お米を炊く前に…使い始めには「目止め」のお粥炊きをしましょう

土鍋の使い始めは目止めをしよう

目止めとは、米のとぎ汁や粥を作った時のお米のでんぷん質で陶器の表面にある細かい凹凸を補修するコーティングのことです。
目止めしない状態で調理すると、凹凸に食材が入り込み容器の変色や臭いの染み込み、ひび割れや水漏れといった不具合がでることがあります。
伊賀焼のかまどさんは特に細かい気孔が多いため、最初がお粥を作って目止めをするのがおすすめです。


土鍋の目止めのお粥作り

土鍋に8分目ほどの水と、ご飯碗1杯程度の残りご飯を入れて、ほぐし混ぜたら弱火で炊きこみます。
お粥が炊きあがったら1時間以上鍋を冷やし、お粥を取り除いて土鍋を水洗いします。水洗いした土鍋は底面を上にしてしっかり自然乾燥させると、使うことが出来るようになります。
目止めに使ったお粥はそのまま食べられます。かまどさんの使い方に慣れるためにも、ぜひお粥作りに挑戦してみてくださいね。


エコカナで展示中のかまどさんで実際にお米を炊いてみました

かまどさんでお米を炊いてみた


目止めも完了して、土鍋がしっかり乾燥しているのを確認したらさっそくお米を炊いてみましょう。
今回使用するのは、リンナイのガスコンロデリシア用の2.5合炊きかまどさん「かまどさん自動炊き」と、市販のお米2合分です。


米をといで吸水させる


まずはお米を研ぎましょう。
お米が一番水を吸うタイミングは、最初の研ぎはじめと、浸水させている時です。そのため最初の米研ぎは、水を入れて軽く2〜3度底から混ぜたら、水が濁る前にすぐに捨てましょう。この工程をするだけで炊きあがった際にぬかの臭いがしにくくなります。
水が無い状態で力を入れすぎなようにお米を研ぎ、水を入れて白く濁ったぬか汁を流していきます。この工程を2~3回行い、お米がお水に透けて見えるくらいの半透明になったら米研ぎ完了です。


お米のとぎ方

おいしいご飯を炊くにはお米の研ぎ方にも注意しましょう

よく聞くお米の研ぎ方として、お米はざるにあげて水が透明になるまで力を込めて研ぐ、という方法がありますが、これは精米して1年以上経った古米に有効な研ぎ方です。
新米や、精米してからそこまで時間がたっていないお米でこの研ぎ方をすると、お米が割れてしまったり、栄養分がぬかと一緒に流れ出てしまうことがあります。
栄養や風味を損なわないためにも、お米を研ぐときは優しく、すすぎしないように注意しましょう。


かまどさんの中蓋の設置方法


かまどさん自動炊きに研いだお米と、分量の水(3合の場合は600ml)を入れて約20分程浸水させます。
中蓋をしたら、中蓋の2つの穴に対し、上蓋の穴が直角になるように重ねて、底の溝が五徳にはまるようにセットします。


かまどさん自動炊きを土鍋炊飯モードで


ガスコンロにかまどさん自動炊きセットしたらあとは操作部の炊飯ボタンから土鍋自動炊飯モードを選んで点火するだけ。
リンナイのビルトインガスコンロデリシアなら、ボタンひとつで加熱時間も火加減もコンロが自動で調節してくれるので、吹きこぼれも焦げ付きもせずおいしく炊き上げることが出来ます。
(手動の場合は中強火11〜14分程加熱し、上蓋の穴から蒸気が勢いよく噴き出すになったら火を止めます)


手動調理の場合は炊飯目安を確認

手動調理の場合はかまどさん公式サイトの炊飯目安早見表をご確認ください

かまどさんを使った加熱時間は土鍋サイズ・米の量・種類(白米・玄米)・レシピによって異なります。
リンナイデリシアがご家庭に無い場合は、かまどさん公式サイトの炊飯目安早見表で、分量や加熱時間がご確認頂けます。


お米の炊きあがり


お米が炊き上がり、蒸らしの工程が終了すると、自動で消火して音声でお知らせしてくれます。
(手動の場合は炊きあがったら火を止めて、そのままの状態で20分程蒸らしたら完成です。)


かまどさん自動炊きでおいしいご飯が炊きあがりました

炊きたてのお米のかに穴
かまどさん直火炊きの美味しいご飯

おまちかねの炊きあがりです。蓋をあけると、ほかほかと炊きたてのご飯の良い香りが広がります。
かまどさん自動炊きの中を見ると、ご飯の表面の小さな穴が開いているのが見えます。これはカニ穴と言って、お鍋の中を水蒸気が循環することで出来る対流の通り道であり、ご飯がおいしく炊きあがっている印です。
かまどさん自動炊きは、リンナイとの共同開発でうまれたガスコンロ専用の土鍋のため、仕上がりも羽釜で作るご飯とほとんど同じ。鍋底におこげが出来るのも、直火調理ならではですね。


お米の甘さと食感が段違い
一粒がしっかりしてるかまどさんで炊いたお米

かまどさん自動炊きで炊き上げたお米は、噛むたびにお米の甘さが感じられてまさに絶品。べたつきもなく、一粒一粒がしっかりふっくらと立っていて、電気炊飯で炊いたお米とは味も食感も全然違います。
ご飯自体がとてもおいしいので、おかずがなくてもパクパク食べ進められちゃいました。

ちなみに、炊飯にかかった時間は蒸らしも含めて約35分程。炊き上げも、土鍋炊飯ボタンを1回押せばあとは待つだけなので、電気炊飯とそこまで手間は変りません。土鍋炊きのおいしいご飯が、電気炊飯と変わらない手軽さで味わえるのは、かまどさん直火炊きの魅力ですね。


かまどさん自動炊きのお手入れ方法

かまどさん自動炊きのお手入れ方法

土鍋のお手入れで大事なポイントは「熱い土鍋を急速に冷やさない」「しっかり乾燥させる」この2つです。
かまどさん自動炊きを使用したらすぐには洗わず、ある程度冷えてから、容器・上蓋・中蓋を、スポンジを使ってぬるま湯で手早く洗います。ご飯がこべりついてしまった場合は、ぬるま湯にしばらく漬けおいてから洗うか、重曹を使うと落としやすくなりますよ。
洗い終わったらしっかり水気を切り、自然乾燥でよく乾燥させましょう。濡れたまま火にかけるとひび割れが起きやすくなってしまうため、火にかけて乾燥させるのはご法度です。
かまどさん自動炊きを永く愛用するためにも、使用後のお手入れは欠かさずするようにしましょう。


エコカナでかまどさん自動炊き展示中

エコカナに遊びに来ませんか?

エコカナではかまどさん自動炊きと、土鍋炊飯機能を搭載したリンナイのビルトインガスコンロデリシアを体験できます。
炊飯体験していただく場合は、お米はエコカナで使用しているものを使っていただいても良いですし、お気に入りのお米をご持参いただいての炊飯体験も行えます。
ガスコンロで炊いたご飯にご興味をお持ちの方は、是非エコカナへご来館ください。


筆者:エコカナWEB担当者