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3社比較!リンナイ、パロマ、ノーリツのグリル調理容器で焼き芋つくってみた

焼き芋比較

最近のガスコンロはグリル機能の向上により、グリルで使える調理容器が当たり前になりました。国内のガスコンロ主要メーカー、リンナイ、パロマ、ノーリツの3社もそれぞれ専用の調理容器を開発しており、使用することでグリルで様々な料理ができるようになっています。
今回はそんな便利な調理容器の中でも、リンナイの「ザ・ココット」、パロマの「ラ・クックグランポット」、ノーリツの「キャセロール」を使って焼き芋をつくってみました。

リンナイの調理容器「ザ・ココット」とは

リンナイのザ・ココット

リンナイのザ・ココットは、幅228mm奥行き272mm、深さは約80mm、重さは約1.7kgと3メーカーの中では一番大きい調理容器です。
ザ・ココットはグリルだけでなくコンロでも使用することができます。グリルではオーブン調理、コンロでは無水調理や低温調理にも活用することができるザ・ココットはまさに万能鍋です。
また、加熱した際に食材から発生した水蒸気で蓋の隙間を塞ぐウォーターシールにより容器内の気密性を高め、食材の旨味をぎゅっと凝縮してくれます。

パロマの調理容器「ラ・クックグランポット」とは

パロマのラ・クックグランポット

パロマのラ・クックグランポットは、幅200mm奥行き265mm、深さは約85mmの調理容器です。重さは約1.4kgと、大きさに対して軽量で女性でも扱いやすくなっています。
リンナイのザ・ココットと同じくコンロとグリルどちらでも使用でき、コンロでは炊飯や燻製調理に活用することもできます。
熱伝導率が高いラ・クックグランポットは熱しやすく冷めやすいため、調理はスピーディーに、片付けは短時間ですませることができます。

ノーリツの調理容器「キャセロール」とは

ノーリツのキャセロール

ノーリツのキャセロールは、幅240mm奥行き348mm、深さは約70mmの調理容器です。重さは約1.3kgと、3メーカーの中でも特に軽量なのが特徴です。
キャセロールはノーリツのマルチグリルに合わせた形状になっているため、奥行きがある分少々浅めの容器になっています。高さのある料理は苦手でも、奥行きがある分一度の調理で家族4、5人分の調理が可能です。
また、容器が浅い分、煮込み料理などは短時間で味が染み込んでおいしく作ることができます。

それぞれの調理容器で焼き芋をつくってみました

3社の調理容器の比較するために、同じお店で購入した同じ品種のさつまいも(鳴門金時・紅はるか)を使って焼き芋を作ってみました。
比較するのは以下の機器です。加熱時間などはメーカーが推奨しているレシピ通りに調理してみました。

リンナイ:「デリシア」と「ザ・ココット」
パロマ:「フェイシス」と「ラ・クックグランポット」
ノーリツ:「プログレ」と「キャセロール」

リンナイのデリシアとザ・ココットを使った焼き芋の作り方

  • ザ・ココットで焼き芋1

    ①ザ・ココットの中にクッキングシートまたは、くしゃくしゃにしたアルミホイルを2枚重ね、その上にさつまいもを並べます。

  • ザ・ココットで焼き芋2

    ②蓋をしてグリルにセットしたら【ザ・ココット】タイマー設定で【加熱30分/余熱20分】で調理します。
    ※プラスアールレシピ「焼き芋」でも調理できます。

  • ザ・ココットで焼き芋3

    ③約50分待ったら出来上がりです。

ザ・ココットで焼き芋

ザ・ココットで作った焼き芋は、蓋を開けた瞬間から立ち上る湯気の多さが印象的でした。
密閉性の高いザ・ココットは、さつまいもからでた水分だけで蒸し焼きにすることができるので、焼き上がりも程よくこんがり、しっとりとしているのが特徴的です。
鳴門金時はお芋らしいホクホクとした食感で、割った時にポロポロ崩れることもなくきれいな黄金色の断面に。ねっとり食感の紅はるかも、皮が張り付くことなく手で簡単に剥くことが出来ました。
どちらのさつまいもも甘さがぐっと凝縮しており、冷めた後もおいしく食べることが出来ました。

パロマのクレアとラ・クックグランポットを使った焼き芋の作り方

  • ラ・クックグランポットで焼き芋1

    ①ラ・クックグランポットの中にクッキングシートを敷いたらさつまいも入れて蓋をします。

  • ラ・クックグランポットで焼き芋2

    ②グリルにセットしたら【上下強火】タイマー設定で【加熱15分/余熱30分】で調理します。

  • ラ・クックグランポットで焼き芋3

    ③約45分待ったら出来上がりです。

ラ・クックグランポットで焼き芋

パロマの・クックグランポットは他2メーカーよりも加熱時間が短くなっており、グリルのサイドバーナーからの強火力で一気に加熱し、その分余熱時間が長めになっています。そのためふかし芋に近い仕上がりになっているので水分量が多く、全体的にしっとりとしているのが特徴です。
ラ・クックグランポットで焼き上げた鳴門金時はホクホクのお芋らしい食感がしっかり残っていて、少し冷えてから食べたほうがおいしかったです。紅はるかは水分量が多いため他2つの容器で作ったものに比べて甘さは少々控えめの印象でした。甘すぎる焼き芋が苦手な方や、おかずに活用したい場合におすすめです。

ノーリツのプログレとキャセロールを使った焼き芋の作り方

  • キャセロールで焼き芋1

    ①さつまいもは洗ったら濡れたまま、キッチンペーパーを敷いたキャセロールの中に入れて蓋をします。

  • キャセロールで焼き芋2

    ②グリルにキャセロールをセットしたら【調理モード:パン】で【40分加熱】し、芋の上下をひっくり返したらさらに【調理モード:パン】で【20分加熱】する。

  • キャセロールで焼き芋3

    ③約60分待ったら出来上がりです。

キャセロールで焼き芋

キャセロールで作った焼き芋の特徴はなんといってもその柔らかさです。硬めの品種である鳴門金時ですら、包丁で切る前から崩れるくらいほろほろに柔らかくなっています。蜜が多い紅はるかは、スイートポテトのようにねっとりとした仕上がりになりました。
一方、唯一容器底に敷物をしない加熱方式のため、皮目のところはこんがりと焼き付いているため少々皮に身がついてしまうことも。
また、キャセロールは他2つの容器に比べて高さが低いため、さつまいもの形状によっては蓋が浮いてしまう場合があります。キャセロールで焼き芋をする時は、細長いさつまいもを使うようにしましょう。

焼き芋比較の感想

  ザ・ココット ラ・クックグランポット キャセロール
甘さ
香ばしさ
水分量
ねっとり感
皮の剥がしやすさ
調理時間 ◯(50分) ◎(45分) △(60分)

一覧にしてみると意外にも調理容器ごとに仕上がりに違いがあるのがわかりましたが、共通しているのはその手軽さです。
調理容器ひとつあれば、お水も特別な器具も必要なく、誰でも簡単にお店で買うようなおいしい焼き芋を作ることができます。
また、香ばしさを求めるのか、しっとり・ホクホクどっちが食べたいか仕上がりの違いによって購入するガスコンロのメーカーを選ぶと良いかもしれませんね。お子様のおやつや、ちょっとした軽食に最適な焼き芋がおうちで手軽に楽しめる、ガスコンロの調理容器をぜひ活用してみてください。


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エコカナでは、リンナイ・ノーリツ・パロマ各メーカーのガスコンロを、スタンダード、ミドルグレード、ハイグレードクラスまで幅広く展示しております。
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筆者:エコカナWEB担当者